俺は悪くない
お勧め:★★★★★
絡み:★★★
主要キャスト:櫻井孝宏・松本保典・緑川光・宮田幸季・小杉十郎太・堀内賢雄
何だかとっても今更だと云う気もしないでもないのですが…、久々にすっごくレビュー書きたい!! と云う衝動が来たのでそれに従いました(笑)。
このCDは、キャスト買いして随分前に聴いていて大好きだったのですが、先日、
原作漫画を読んで物凄い萌えの波が!!も、もっと早く原作を読んでおくべきだった…ほんと。
元々ユギさん大好きなのに、チェック甘かったです。
原作もCDも、めちゃくちゃお勧め
ひろの太鼓判です!・ストーリー山田ユギさん原作。
小泉誠(宮田さん)、13歳。従兄の梶俊明(松本さん)がホモだと知ったのは偶然だった。
しかもその相手は、冴えない青年・中村郁郎(櫻井くん)。
「何故、俊兄はあの人が良くて、何故あの人も俊兄が良いんだろう…?」
梶俊明と中村郁郎。2人の出会いは大学時代。
入学式に向かう電車の中で気分を悪くした中村が、梶に助けられたのがはじまりだった。
映画研究部で再び顔を合わせた二人だが、梶は中村のことを覚えていなかった――。
付き合いが親密になる中、中村は梶へ抱く自分の恋心に気付きはじめる。
「この『好き』が、恋なのか、子ども染みた執着だけなのか、友情と愛情の違いが何処にあるか、解らないです――」
それぞれの揺れる想いのリアルさと、個性的で生っぽいキャラクタが魅力です。
原作が想像以上に、それはもうめちゃくちゃ良くて、此処数日何度も何度も読み返しています。
やっぱりユギさんの作品は流れる空気と世界観が大好き。
青臭くて生っぽくて、だけど心がじんわりと優しくなるみたいな。
ああもう、本当に何で今まで手に取ってなかったんだろう!!CD化されているのは梶と中村のお話が中心です。(↑のストーリーは主にドラマCDの内容です★)
原作でのもうひとつのメインが、鯨井と高崎と云う、上記CPの先輩に当たるCPのお話で、ひろはこっちのCPのお話がめっちゃくちゃ大好きです。
このCPがじれったいの切ないの遣る瀬無いのって…。受けの鯨井純(くじらい・じゅん)がひろのドツボ。センターをずぎゅん。
物凄い博愛主義で刹那主義で快楽主義で、
人の不幸は蜜の味~♪ な雰囲気が漂っていて、だけど関わる人間のことは実はとても大切に思っていて、貞操観念が全くなく性に対してめちゃくちゃだらしないと思わせつつも、実は色々と事情があって、だけどもその事情を「理由」にしようとしない(もう何を書いているのか解らなくなって来てますが)と云う深いひと。
どれがほんとの鯨井さんなの? って考える度に彼に堕ちていくひろ。
お金のためにゲイビデオに出演したり、点数のために教授に身体を売ったり、そう云うのを平気でしちゃうひとなのです。
その上キス魔で、誰彼構わずちゅっちゅちゅっちゅ

やっちゃいます(笑)。
ヴィジュアルは、目の下の泣きぼくろがセクシィ

で、美人さんなんだけど可愛げのあるふわんほわんとした雰囲気の顔。
普段の軽~い感じとは裏腹に、真面目になる時のギャップもたまらん…。ユギさんナイス…!
どれだけあたしをキュンキュンさせれば気が済むの、鯨井…!この漫画の中で誰よりも軽くて、誰よりも深いひとだと思います。
彼と一杯酌み交わしてみたい(素)。そんな博愛主義で誰にでも優しくライトな彼が、唯一感情を剥き出しにして拒絶するのが、高崎豊(たかさき・ゆたか)。
幼馴染で、実は――と云うネタバレ要素な関係があったり、色々と事情アリ。
ほわんとした掴みどころのないひとなんだけれども、鯨井に向ける愛情はひたむきで包み込むみたいにあったかくて、もう涙が出そうになるほど。
どんなに鯨井に拒絶されても、鯨井を護るって云うのかなあ…。
まさに、
純 愛 。ほんと、この良さは読んで戴かねば解りません。お勧め過ぎます。
1巻にはこのCPのショートな番外編も収録されています

心がじんわりとあったかくなるお話です。
・声話をCDに戻しまして(笑)。
地味な映画オタク(マニア?)中村郁郎(なかむら・いくろう)に櫻井くん。
今まであんまり友達すら居なかったのに、梶と一緒に居るのは楽しくて、もっと一緒に居たいとすら思ってしまって、それに戸惑う…と云う役どころ。
個人的印象としては、原作の中村よりもだいぶ可愛い雰囲気でした。
櫻井くんのお声自体は、可愛過ぎないところにとどまっているのですが。
同じ大学生でも、純情ロマンチカの美咲くんよりも断然大人びたお声です。
…が、泣いたり呟いたりする時の声が悶絶可愛い。ぎゅぅってしたくなりますっ

動揺したり、動揺を上手く隠したり、動揺しているのがバレたり、色んなバリエーションで動揺する中村を上手く演じわけていらっしゃいます。
ひろが好きなのは、バレる動揺っぷり。
櫻井くんの声が揺れるのがとっても好きです。
そんな櫻井くんが恋に堕ちてしまった相手、梶俊明(かじ・としあき)に、松本さん。
梶は
失礼ながら予想外に松本さんのお声がぴったりで吃驚しました!
ちょっとぶっきらぼうで普通に大学生男子っぽいところとか、ちょっと冷めたところとか、ちょっとオヤジっぽいところとか、何かひっくるめて松本さんの声と演技がぴったりで「生」の人間みたいで…。
松本さんの匙加減が良かったんだろうなあと。リアルなんですよね。
そして、個人的に今回誰よりも、
キャスティングに神が光臨した…!
と思ったのが、
鯨井純(くじらい・じゅん)の、緑川さん!ひろが個人的に光ちゃんファンなせいなのも少しはあるかもしれませんが、鯨井の声は光ちゃん以外に考えられません。
めっちゃくちゃイメージ通りで、勿論声のイメージもぴったりなんですが、光ちゃんの演技が素晴らしいのひとこと。
本当にそこに鯨井が居るみたいなんですよ。
いやらしい笑い方とか、云い回しの抑揚の加減とか、間とか、空気とか、総てが鯨井なんです。
光ちゃんが鯨井本人なのかと思ってしまう程に、それはもう。一応、最重要脇キャラ的なポジションの鯨井ですが、ひろは誰よりも印象に残りました。
存在感が圧倒的に違うんですよね。
その後原作を読んで鯨井メインの話に大満足した後、何故こっちもCD化してくれないの~!! と地団駄を踏んだわけですが(笑)。そして、脇を固めるは、宮田さんに十郎太さんに賢雄さん。
何て豪華キャスト…

ガヤもやたらイイ声が聴こえて来たりして笑えます(笑)。
特に居酒屋ガヤで賢雄さんの声が聴こえるとふふっと笑ってしまうのはひろだけ?(笑)
全編的に良過ぎてピンポイントのお勧めが挙げられません!
…が、敢えて挙げるとするならば。
1.心が揺れる櫻井くんの演技(特にトラック4光ちゃんとの飲み屋のシーン)
2.トラック6と7。微妙な距離感の櫻井くんと松本さん。急にちゅーされて動揺する松本さん最高

3.トラック9の櫻井くんのか細い泣きの演技
4.絡み。もう、めっちゃ生っぽい。二人の息遣いが凄い生っぽい。
5.光ちゃんの鯨井全部フリートークは13分強。
何と云いますか、十郎太さんの居るフリートークって、絶対「
イェーイ」ですよね(爆笑)。
宮田さんが喋っている時に、賢雄さんが「
ヘリちゃん」と何だかいやらしい声で呼んでいたのが印象的でした(笑)。
テーマトークは、「俺は悪くない」。
十郎太さんの「
チョリン」に大爆笑!!!
もう十郎太さん最高です!(笑)
光ちゃんの「力ラーメン(か・らーめん)」も可笑しかったけれども、十郎太さんの「チョリン」の衝撃の方が大きかった…。
本当に本当にお勧めな作品ですので、是非是非ご一読&ご拝聴下さいっ

▼原作
俺は悪くない
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